江戸時代の名工 村田整珉（1761－1837）による銅製海尽し図水盤です。 幕末になると江戸の村田整珉、長崎の亀女などによって、蝋型鋳造による精密で写実的な作品が生み出されました。 この水盤は、六面に鯛・蛸・エイ・貝類など海の生物を波地文の中に配し、底面にも海底に潜む貝やヒトデの様子を写しています。 世界から評価され求められた「整珉鋳」銘の蝋型の技術を示す作品のひとつです。 W27ｃｍ H11.5ｃｍ
村田整珉 蝋型鋳銅海尽くし図水盤
江戸時代の工芸
